以下は、1997年当時にネットに掲載されていた南定四郎さんの文章です。この文章は、「アドン』にも掲載されていた(はず)です。
1997年当時は「http://www.bekkoame.or.jp/〜handson2/LGN/truth.htm」に掲載されていました。

【資料】第3回L&Gパレードの真相

 1996年8月25日(日)午前10時に代々木公園B地区を出発し、青山、表参道、 原宿を経て再び代々木公園B地区に戻る1時間半の第3回L&Gパレードは無事に終了し ました。参加人員は1275人でした。
 正午から代々木公園野外ステージで第3回L&Gプライド集会が開催されました。冒頭 に小林広明運営本部長が「第3回レズビアン・ゲイ・パレード宣言」を読み上げ、採択の 拍手がなりやむか、やまないうちに数人が舞台に駆け上がり、マイクを奪って演説を始め ました。演説を中止してプログラム通りの進行を求める主催者と暴徒の間にいざこざが起 こり、混乱状態になりました。集会は休憩を宣して午後1時より再開され、暴徒にも発言 の機会がありました。しかし、「パレード宣言の採択に異議あり」と叫んだ暴徒は、反対 理由を明らかにせず、「楽しいパレードをやりたい」などの発言を繰り返すのみでした。
 事件の背景は1994年8月28日に実施した第1回レズビアン・ゲイ・パレードから 見え隠れしていました。匿名の電話がパレード直前まで入り、パレードの中止を求めてき たのです。
 その翌年の第2回レズビアン・ゲイ・パレードには議決権のない人々が集団で押しかけ 実行委員会事務所を占拠して、同性愛者の人権をかかげるパレードの変質を迫りました。 彼らは企業からお金を集めて華やかにするべきだ、終着地点を新宿2丁目にして到着時間 もタ方にするべきだと主張しました。あげくのはてに架空の銀行口座を設けて企業から実 行委員会名義で多額の金額を振り込ませました。その金額は未だに実行委員会の正規の銀 行口座に入金していません。
 今年の第3回レズビアン・ゲイ・パレードの1ヶ月前に、実行委員長にインタビューし たいと実行委員会事務局に現れた人物がいました。彼は前年の事務所を占拠した集団と底 通しており、「パレードの中でパレードに反対する主張をした場合には排除しますか?」 と質問をしました。パレードに参加するのは、もとよりパレードの趣旨に賛同するからで す。それを、反対することへの同意を迫るという形で反対と妨害活動の事前通告をしたのです。
 そして、「パレード宣言つぶし」のための小林本部長襲撃事件が起きました。
 このようにパレードの趣旨に反対する人々がいます。それは男性売春資本です。男性売 春資本はパレードが人権拡張をかかげて行進すること、そして、政治的にインパクトを与 えることに危機感を抱いてます。パレード宣言が採択されて政府と行政に提出されること は痛手を被ると思っています。それは、宣言に盛り込まれた同性愛者と性的少数者の人権 拡張が現実のものになると、自らの経済基盤が失われるからです。同性愛者と性的少数者 が黙殺され、存在しないことになっているからこそ法律の適用から除外され、儲けが得ら れます。同性愛者と性的少数者の存在が認められたらその裏返しとして法律の見直しが行 われると思っています。
 このような背景のもとに起こされたのがパレード宣言採択の際の襲撃事件です。小林運 営本部長は打ち倒され、集会の最終時間まで罵倒され続けました。それほど、男性売春資 本の攻撃は執拗だったのです。そして、私は「からだに気をつけて無理をしないように」 と身体の危険を警告されました。「反省をしないなら、そのように行動する」と、電話の 脅迫もありました。
 しかし、私たちは決してひるみませんし、後退しません。日本の同性愛者運動を支持す る方々を基盤にして、同性愛者と性的少数者の権利拡張のために堂々と闘います。

1996年9月25日
ILGA日本事務局長・南 定四郎

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 詳細は『ADON』11月号に掲載されています。お求めの方は80円切手l0枚(送料込み)を封筒に入れて 〒160/新宿区富久町8〜20カーサ富久町703hands on hands発送係までご注文下さい。
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